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2020/07/04 02:14
サステナビリティのためにできることのひとつに、「Buy Local」(地元のものを買うこと)があります。「地産地消」という言葉がピンとくるかもしれません。
「地産地消」は、・生産者さんの顔が見えて安心・新鮮な食材を手に入れられる など、買う人にとってもメリットが大きいため、簡単に実践できそうですよね。
生産者さんにとってのメリットは、・お客さんの声を直接聞けること ・流通のコストを削減できること などがあり、売る側も買う側もハッピーになれるお買い物といえそうです。
どうして「地産地消」がサステナビリティなの?
「地産地消」がサステナビリティへの取り組みのひとつになる理由としては、・輸送の際の梱包材が少なくて済む、・輸送の際に発生するCO2を削減できるということが挙げられます。
また、地元の小さなビジネスが長く続けられるよう、地元の消費者みんなでサポートできるとうメリットも挙げられるでしょう。
という訳で、歩いて行けるところで作られているワインを買いにいってみました。
ロンドン市内で作られているワイン
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/741762/blog/6aaeb30331f0aea25bcd09692e452911.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
ヨーロッパのワインの産地といえば、フランス、イタリア、ドイツ、スペインなどが思い浮かび、これらの国のワインはイギリスのスーパーならだいたいどこでも手に入ります。
南米やニュージーランドなど、ヨーロッパ以外の産地のワインもよく売られています。
イギリスにいても、なぜかイギリス産のワインはあまり見かけません。
というのも、イギリスの気候はブドウの生産にあまり合わないため、生産量が他のヨーロッパの国と比べると格段に少ないのだそうです。
調べてみたところ、イギリスのワインの生産量は日本よりも少なく、それなのに消費量は多いので、ほとんど輸入に頼っているということが分かりました。
サステナビリティの意識が高い人が多いイギリスではありますが、お隣にワイン大国があるため、この事実に気が付いていない人も多いかもしれません。
こういった状況の中で、ロンドンの街中でワインを作ることは、とても貴重な取り組みに感じられます。
ロンドン市内のワイナリーはどんな感じ?
![](https://baseec-img-mng.akamaized.net/images/user/blog/741762/blog/8a1e49f3d54caec415d7e40c6784caf5.jpg?imformat=generic&q=90&im=Resize,width=2048,type=downsize)
ワインに詳しい方なら、フランスのこのブドウを使ったワインはこんな味であるべき!のような、こだわりがあるかもしれません。地方によってもまた味に違いがあるのかもしれません。(詳しくなくて、よくわかりません)
そのため生産者さんたちは、毎年伝統的な方法を守って製造されているのだと思います。
生産&販売をされているご夫婦(お二人とも男性です)にお話しを伺ったところ、イギリスにはワイン造りの伝統があまりないため、「イギリスのワインといえばこう!」みたいな考えを持っている人がおらず、自由に楽しみながら製造出来ているのだそうです。
購入したスパークリングのロゼは、甘さ控えめですっきりした味でした。
ラベルもユニークで、いろいろな方の顔が印刷されています。「いったい誰なの?」と伺ったところ、「この人はブドウを作っている人」、「この人はアーティスト」と丁寧に説明いただき、「ラベルになりたい人は誰でもOK」と、いうことでした。これも自由ですね。
ワイナリーの中にテーブルを置いて、ワインバーとして営業している時もあるそうです。
クローリッシュも、こんな風に自由に楽しみながらモノづくりしている方たちから仕入れができたら良いなぁと、ますます感じました。